メッセージ

ふきげんな過去

未来子は心の中にエキセントリックなところがある不思議な役でした。 数ミリ宙に浮いているような不思議な世界観のなか、宝島をめざす夏休みの冒険のような物語で、 私はファンタジー映画かもしれないと思っています。

*二階堂ふみとの共演について*

今回初めてだったのですが、演じているときのプロフェッショナルなところと、21歳の素のままの女の子が共存していてとても嬉しかったです。
遠い耳鳴りのような感覚になるキャラクターと、歪みと心地よさが混合する不思議な現場でした。 母と自分とワニと過ごした夏の映画、よろしくお願いします。

*小泉今日子との共演について*

小泉さんは 素敵 という言葉が何よりも似合う方だと、現場でご一緒させて頂いて感じていました。 美してくて儚くて強いお母さんと過ごした一時を、カコはこの先も追いかけ続けていくのかな、と思いながら。
今回自分が呼んでもらった役は、とにかく不思議な居方でした。 演る前までとにかく迷って、演る時にはなにも疑わずとにかく真面目にやりました。 それがこの映画のズレになってればいいなと思います。 役で感じてた違和感もそのズレになってればいいなあと思います。 とにかく前田さんの現場の中に、思い込みMAXで真剣にいれたのはとても楽しかった。 この映画の中にあるズレ。 それはもしかしたら日常の真ん中にあるのかもしれません。 みなさんをどこか不思議な場所に連れて行ってくれると思います。
キャスティングが絶妙で、自然な家族のように映し出されてすばらしい。 ずっと見ていられる心地いい感じで、もっともっと先を見たい映画。 全体的に緊張感がありながらも、ニヤニヤさせてくれ、醸し出している雰囲気ややりとりから滲み出ている感じが、どんどん物語の奥の見えていない部分が気になる、釘付けになる作品です。 落ち着いて観れる、穏やかな映画で非常にすばらしかった。 前田監督の次回作もすごく期待できる作品になっていると思います!

  小泉さんは非常にハマり役だった、なかなか他の役者さんでは考えられほどぴったりハマっていた。 二階堂さんは、子役の山田望叶ちゃんとのコンビの感じのやりとりが面白く、絶妙だった。
爆弾を作って爆発させることはあまり褒められたことじゃないし、それで誰かを傷つけたとしたら、許されざる犯罪です。 でも、爆弾を作らざるを得なかった。爆発させざるを得なかった。 そういう人も居るのだと思います。 僕は爆弾を作らないけど、爆発させたい気持ちが無いこともない。 でも、爆発させる人と、させたい人の間には大きな隔たりがあり、小泉さんなら爆発させる側の人間を演じることが出来る気がした。 二階堂さんは、その大きな隔たりの上に立ち、苛立ちの火花で今にも導火線に火をつけそうな少女の目をしていると思った。 別にこの映画は爆弾の映画じゃないけど、過去と未来、正気と狂気、此岸と彼岸、そして生と死や全ての交わらないものを、ぐちゃぐちゃに混ぜるためには爆弾が必要な気がすると、そんなことを考えながら作った映画です。 この映画が人を傷つけない爆弾であれたらと思います。